菅野満喜子(かんのまきこ)
幼稚園
教諭、ダイヤルサービス「赤ちゃん110番」電話相談員、出版社勤務を経て 幼児教育の専門家集団「グループこんぺいと」を神奈川県相模原市に設立。現グループこんぺいと代表。保育専門誌、子育て雑誌や単行本などの執筆や編集をしながら、教室の保育現場で2〜3歳児を担当する。「あそびを創る」あそびプランナーでもある

戸外に出ることをたいせつに
 こんぺいとでは、イベントで夏・秋と、電車に乗って遠出したり、大きなホールでのびのびと自然素材を使ってあそびます。この頃の幼児の生活は、木や草花や葉っぱや石や砂など、自然にふれる機会が非常に少なく、インドアの生活が多くなっています。また車が通 る車道を見ながら、ポストをさわり、歩道のタイルを楽しんで歩く商店街のお散歩も、大事にしています。街の中の散歩は、安全な歩き方を学ぶだけでなく、お店、人、乗り物など、子どもたちは多くの発見をします。
 戸外には、季節を感じ、自然物や街の空気にふれながら、五感を使う機会がたくさんあります。こんぺいとは、できるだけ多く、子どもたちと戸外に出かけることを心がけたいと考えています。

大人はできるだけ手や口出しを控えて
 ひと昔前の子どもの姿は、大人の気持ちに頓着せず、のびのびと活動していたように思いますが、最近の子どもは大人の気持ちをよくわかる敏感な子どもが増えてきたように思います。お母さんが口では厳しく言わないことも、お母さんの表情やしぐさで敏感に察知し反応します。例えば、口では「外であそびなさない」なんて言っても、衣服を汚さないでほしいお母さんの気持ちをちゃんと察して、戸外に行ってもメチャメチヤをやらなかったりします。
 子どもが自分の好きなことを思うようにやるには、大人はできるだけ口や手だしを控えたいですね。子どもがどこにこだわって一生懸命にやっているのかを見つけて、認めてあげることがとても大事です。

                      菅野満喜子